いつの時代でも世の中には「稼ぐなら○○」という言葉が存在します。
数十年前には某居酒屋チェーン店の創業者が起業するための資金を佐川急便で貯めたと話題になった時には「稼ぐなら佐川」と言われていた時代がありました。
パチンコが全盛だった時には時給が良かったので「稼ぐならパチ屋」という時代もありました。
そして現在は「稼ぐなら期間工」という言葉が世の中に広がっています。実際に期間工で数百万を貯めたという話はよく耳にします。
では何故、期間工は稼ぐ事ができるのでしょうか?
期間工といえば自動車メーカー、決算をみれば分かりますが日本国内の自動車メーカーは軒並み儲かっています。
新車の納車待ちが半年後なんてのも珍しくありません。
どれだけ多くの注文を受けても生産が追いつかなければ売る事はできません。また納車期間が長ければ他メーカーにお客様が流れてしまい機会損失が発生してしまいます。
そのため自動車メーカーは高い給料を払ってでも人材を確保しなければいけないのです。
一方、世の中は人出不足と言われています。
日本人だけでは労働力が足りないので、中国やベトナムの実習生など外国人労働者も年々急増しています。
さらに2020年にせまった東京オリンピックもあり、そちらに労働力が流れているというのも人出不足の大きな理由です。
実際にここ1、2年で自動車メーカーの期間工の条件もさらに良くなっています。
自動車メーカーが人材確保のために、いかに必死になっているかというのも、期間工のシステムを見ても分かります。
トヨタの給料の例
自動車メーカーのトップのトヨタで給料をみてみます。
【入社祝い金】入社したら支給(派遣会社を通した場合)
数十万円(派遣会社によって異なる)
【経験者手当】6ヵ月以上の契約満了認定者で、初回給与支払日の在籍者に支給(入社時のみ)
6~12ヵ月 | 10,000円 |
18~30ヵ月 | 70,000円 |
35ヵ月 | 100,000円 |
トヨタ【満了報酬金、満了慰労金】
満了慰労金 | 満了報奨金 | |
---|---|---|
3ヵ月満了の場合 | 30,500円 | 91,500円 |
6ヵ月満了の場合 | 207,400円 | 183,000円 |
12ヵ月満了の場合 | 305,000円 | 183,000円 |
18ヵ月満了の場合 | 329,400円 | 183,000円 |
24ヵ月満了の場合 | 353,800円 | 183,000円 |
30ヵ月満了の場合 | 378,200円 | 183,000円 |
35ヵ月満了の場合 | 396,000円 | 180,000円 |
35ヶ月で累計300万以上!!これは給料以外の金額です。
このように入社祝い金からはじまり、あとは長く続ければ続けるほど稼げる仕組みになっています。
1年の給料がこういったものもあわせて400万円以上で、寮にはいれるうえに寮費も食費も無料で(会社による)300万円貯金できるなどざらです!
まさに「稼ぐなら期間工」と言えるでしょう。
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